[羽成の家] 防水シート工事。

[羽成の家]防水シート工事が終わりました。
この状態になると建物全体が防水シートで覆われ、真っ白になります。

雨風から建物を守り、防水をするのは外壁だと思っている方が多いと思いますが、実はこの防水シートが雨水から建物を守ってくれています。もちろん外壁自体にも雨を防ぐ効果はありますが、つなぎ目などから侵入した雨水をこのシートで防ぎます。正確には、「透湿防水シート」といいます。外側からの雨は防ぎ、室内の湿気は外に逃がすことができるシートです。木造住宅の最大の敵は雨。その雨から建物を守る重要な役割を果たしています。

「透湿防水シート」はただ張ればいいという訳ではなく、その施工がとても重要です。1つ目は、シワにならないように張ること。シワがあると、侵入した雨水が溜まってしまう可能性があるからです。2つ目は、下から上へと張っていくこと。雨水は上から下に流れ落ちていくので、下のシートが上のシートの手前にあると、シートの中に雨水が侵入していまうからです。3つ目は、重ね幅(訳10㎝)をしっかりと確保すること。最近のシートは、重ね幅が一定になるように、重ねる位置に線が引かれているので、それを基準に重ねていきます。そして、一番重要なのが、窓廻り。窓の周りは、シートを重ねて、防水テープでしっかりととめていきます。このときの防水テープも、雨水が侵入しないように、下から上に張っていきます。

他にも、防水のためにはいろいろな施工が必要になるのですが、あまりにマニアックになってしまうので、これくらいにしておきます。

2022.04.22