[Masterpiece]造成~基礎工事


先日基礎工事着工した[Masterpiece]。
基礎工事については、過去のブログでも何度かご紹介しましたが、造成工事については、まだ書いたことがありませんでした。今回は造成工事について説明したいと思います。

造成工事とは、基礎工事を始める前に、建物を建てるために土地を整える工事のことをいいます。今回の[Masterpiece]の土地は、道路から約20㎝ほど土地が高くなっていました。このままでは駐車場を作ることができません。さらに、そのまま建物を建ててしまうと道路から玄関までの高低差が大きくなってしまいます。今回の[Masterpiece]では、土地全体を切土(きりど)して、道路との高低差をなくしています。


今回の土地とは逆に、高低差をそのまま生かした計画も可能です。
[Noir]では道路から1mほど地盤が高くなっていたので、駐車場部分のみを切土して、建物は高いまま建築しています。玄関までの階段の段数は増えますが、うまくデザインすることで、高級感を演出することもできます。さらに、道路からの高さがあるため、室内にいるときに通行する人と目線が合わず、プライバシーを守ることもできるというメリットもあります。ただし、高低差がある場合は、土留めブロックの施工など費用も掛かるので、その点を考慮して土地選定をするのがよいと思います。

基本的には、建築しようとする土地と道路の高低差が少なく、平らな土地のほうが余計な費用はかかりません。その分、土地の価格が高い場合もあります。逆に、高低差がある土地は、造成工事に費用が掛かるため、価格が低めに設定されていることが多いです。土地選定の段階で、どのような建物を建てるかを検討しておき、造成工事や上下水道の引き込みの費用など、土地の価格以外にかかる費用を含めて検討することをおすすめします。信用できる住宅会社を見つけ、一緒に土地を探すのが一番です!

Kibacoでは、土地探しの前に建てたい家のイメージをお伺いするようにしています。選んだ土地によっては、希望の家がうまく建築できない場合があるからです。建てたい家のイメージを踏まえて、土地探しをすることが理想の家づくりの第一歩となります。お気軽にご相談ください。

土地選定のポイントはまだまだたくさんありますが、長くなるので今回はここまでにしておきます。

2022.04.20