住宅のデザインで大切なこと / Less is More

今回のブログのテーマは
Kibacoの設計理念である「Less is More」についてです。
やや哲学的なお話になりますが、最後までお付き合いください。

ホームページの中で繰り返しこの言葉を使ってますが
正しく理解していただくのが難しいと思い、
今回、補足説明を兼ねて書くことにしました。

「Less is More ~ より少ないことは、より豊かなこと ~」

一見ミニマリズムのように、
徹底的にモノを排除していくように感じますが
それとは意味合いが大きく異なります。

部屋の中に何も置かない方がいいとか
少ない方がいいという
単純な意味ではないんです。

「Less is More」

Kibacoとしての解釈は
いらないものを“捨てる”のではなく
本当に必要なものを“選択”する
ということです。

住まいをデザインする過程で、
いらないモノを捨てていくのではなく、
家族構成、年齢、時代、環境などの変化を想定し
本当に必要なモノを選択していくという考え方です。

現状の住宅設計のアプローチは
せっかく家を建てるんだから
あったらいいなをすべて叶えようとする方法です。
結果的には、予算が大きくなり、無理な返済計画になり
家族そろっての外食や旅行がなくなってしまうこともあります。
趣味のゴルフの回数も減らすことになるかもしれません。
生活を豊かにしたくて家を建てたはずなのに
これでは、本末転倒です。

情報革命と流通革命により
たくさんの情報とモノが溢れるほどある現代において
大事なことは、自分、家族にとって
何を大切にして暮らしていくかということです。

あらゆる分野で才能を発揮した
天才レオナルド・ダ・ヴィンチは
「完璧とは、これ以上削れない状態のことである」
と言いました。

上の写真は
日本を代表する建築家 安藤忠雄氏の「光の教会」です。
私が最も好きなデザインのひとつです。
極限までそぎ落としたデザインですね、
安藤氏はもともと、礼拝堂で自然をそのまま感じてほしいという理由で
十字部分のガラスも取りたかったようです。
建築主の強い希望でそれは却下されたそうですが。。。

住宅においても、
削れない状態がベストだと思います。

削れない状態とは、
そこに住まう人たちにとって
絶対に必要なモノを“選択”していくことです。

間取りや外観、
キッチンや床の材質も大切ですが、
まずは、何が必要かを考え抜き、
本当に必要なものを“選択”しましょう。

それができてしまえば、
家づくりはほとんど成功したようなものです。

Kibacoは、みなさんの“選択”のお手伝いをいたします。
お気軽にご相談ください。

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2019.06.11