[中庭のある家] 外壁下地と断熱工事と床張り

[中庭のある家]の外壁工事の準備が進んでいます。
外壁の中は普段あまり見ることはないと思いますが、実は何層にもなっています。
写真に見えている白いシートが透湿防水シートです。
壁の中の湿気は外に排出し、外からの雨水の侵入を防ぎます。
イメージとしては、アウターなどに使われるゴアテックスと同じような機能です。
外壁がすべての雨水を防ぐと思っている方も多いと思いますが、実は外壁だけでは完璧には雨の侵入を防げません。外壁のつなぎなどから吹き込む雨水を、このシートが防いでくれています。

室内は断熱工事が終わり、床板張りが始まりました。
こちらの住まいでは、色の濃淡が出る無垢床を使っています。
リゾートをイメージした住まいにぴったりです。

本日は、夕方に外壁の細かい納まりなどを打合せしました。
すっきりした外観にするために、おそらく、ほとんどの方が気付かないであろう部分も試行錯誤しています。建物には予算があるので、なんでもかんでもこだわって対応するのは決して正解ではないと思います。こだわる部分と、ありのままで受け入れる部分のバランスが大切なのだと、最近改めて感じています。
費用をかけずに、かっこいい住まいを作る。
いくら考えても、尽きることはありません。
だから楽しいのですが。
明日からも頑張ります!

2021.11.16