断熱性能の話 ~コスパの高い家づくり

[California House]の断熱工事完了です。
色々な種類の断熱材がありますが、
特に指定がなければアクアフォームで断熱しています。
基礎にもしっかり断熱材を吹き付けて、冷たい外気を防ぎます。


断熱の話になると、
「断熱材は○○が一番いい!うちはそれを採用しています!」
という住宅会社の方の話を耳にします。
否定するつもりはありませんが、
断熱工事に「正解はない」と思っています。
なぜなら、住む人それぞれが求めている住まいが違うからです。

では、どうするのがよいか?
みなさんが求めているのは価格を抑えて高い断熱性能を実現すること、
つまりコスパのいい住宅だと思います。

断熱性能と工事コストの関係は、比例関係ではありません。
コストをかけていけば、ある一定までは性能が上がっていきますが、
ある点を超えると、コストの割に性能が上がらなくなります。

分かりやすくいうと、
200人が受けているテストを考えてみてください。
毎日2時間勉強したときに
100位→50位まで順位が上がるとします。
しかし、
倍の4時間毎日勉強したからといって
50位→1位にはなりにくいのと一緒です。

高い結果を求めようとすると、
かけた時間(コスト)の割に、成績(結果)が上がりにくくなるのです。

たくさんコストをかければ、もちろん高い性能は得ることができます。
しかし、予算は無限ではありません。
大切なのは、いかにコスパの高い住宅をつくるかということだと思います。

Kibacoでは、家のご要望をお伺いする前に、
家づくりをするための考え方をお話することから始めているのもその為です。
「高いですが、せっかくの家づくりなので、いいものを使いましょう!」
という考え方はおすすめしません。
コスパの高い家づくりをおすすめしています。

コストと性能のバランス
コストとデザインのバランス
コストと建物の大きさのバランス。
どれも、やりすぎても、足りなくても不十分です。

「本当に住みたい家はどんな空間なのか?」
毎日のライフスタイルを考え、本当に必要なことを実現する。
そうすることで性能が高く、遊びのある、楽しい家を作ることができると思います。

断熱性能の話と少しずれてしまいましたが
断熱性能も耐震性能もデザインも、素材も、設備も
バランスを見ながら、コスパの高いものを選択していくことが大切です。

詳しい話を聞きたいという方は
お気軽にご連絡ください!

2021.02.19