[SHIROSATO BASE] 着工しました。防湿シートの役割

[SHIROSATO BASE]基礎着工しました。
防湿シートもしっかり施工され、配筋も完了しました。

今回は防湿シートについてちょっと説明いたします。

基礎工事の時に、配筋の下に敷いてあるビニールのシート、これが防湿シートです。
防湿シートは床下の土台・大引きと言った床組部分を乾燥した状態に保ち木材の腐朽や蟻害を防ぐ為に施工されています。

ちなみに建築基準法では、床下の防湿は以下のどちらかでよいとなっています。
1.厚み6cm以上のコンクリート
2.厚み0.1mm以上の防湿シートを敷き、その上に厚み5cm以上の乾燥砂を敷く

現状の建物のベタ基礎は、最低でも厚み12cm以上のコンクリートで底盤を作るため十分な防湿対策ができています。つまり、ベタ基礎にして、しっかりと底盤をコンクリートで作った場合は、防湿シートを敷き込む必要はないということになります。しかし、ほとんどの作業現場では、きちんとシートを施工しています。

それは何故か?

慣習的に、布基礎の時代の施工方法を続けているという現場もありますが、それだけではありません。
防湿シートの透湿抵抗値(湿気の通りにくさ)は、コンクリートの比ではありません。
コンクリートでも防湿できますが、防湿シートを組み合わせることにより、さらに防湿性を高めることができます。

なので、配筋の過程でシートに穴が開いたりしている場合もありますが、大きな影響はありません。実験の結果では、防湿シートに多少の穴が開いていても、さほど影響ないことも実証されています。もちろん、現場の職人さんは、そうならないように注意しながら施工しています。

大切なのは、やることを目的にするのではなく、何故その施工をするのかをしっかりを理解して、対応することです。

Kibacoでは、目的に合わせた施工をしっかりと行い、
コストをかけずにベストパフォーマンスを出せるように管理しています。

2020.12.18