鉄骨階段の取付は、毎回自分たちで手作業しています。
理由としては、取付位置、色など現場で確認しながら進めたいからです。
事前に決めておくのですが、バランスやクロスの色との相性などを考慮して
最終的に現場で変更することもあるからです。
BASE CAMPでは、階段踏板を床材で使用していビンテージワックスと同じもので塗装しました。
床材と階段踏板は素材が異なるのですが、同じ色で塗ることで統一感を出しています。
内装のコーディネートをするときに気を付けているのは、
同じ色に近づけ過ぎないということです。
理由としては、使用している材料が違うと
ほぼ同じ色というのは、現実的に再現が難しく、
かえって不自然になってしまうことがあるからです。
いろんな樹種の木材に同じ塗料で塗装すると
元々の素材の色の違いで、結構変わってきます。
では、どうするのがデザインとしてよくなるのか?
近い色(同系色)で塗装して統一感を出しながら、
素材が異なることによる雰囲気の違いを出すのがよいと思います。
例えば、外壁の統一感を出しながら、デザインのアクセントを出したいときに、
同じ白でも塗り壁とガルバように切り替えたりします。
素材の違いが楽しめて、かつ統一感が出ます。
Kibacoでは、なるべく自然素材を使用している理由がここになります。
アクセントクロスなどで切り替えてデザインするのではなく、
素材の切り替えをすることで、素材そのものの良さを生かすようにしています。
階段が設置されたリビングは、また一段とかっこよくなりました。
手すりのデザインも決まりました。
デザインをどうするか悩んでいるときに、
ご主人には、いつも相談にのっていただき助かっています。
引き続き、細部に注意して進めていきたいと思います。