「BASE CAMP」の断熱工事を行いました。
吹付の断熱工事は、気密性が確保しやすいので
Kibacoでは多くの建物に採用しています。
建物の断熱性能は
UA値という数値で表されます。
数値が低いほど性能が高いのですが、
この値はあくまで机上の理論です。
もちろん、数値的にきちんと算出して
断熱設計をすることが大切ですが、
それ以上に大切なのは、現場の施工です。
理論値であるUA値がいくら低い（性能が高い）場合も
きちんと施工していなければ、
実際の性能は発揮できません。
サッシの性能、壁・天井・床（基礎）に
どんな断熱材を使用するのか。
屋根と天井のどちらで断熱をするのか。
基礎と床下のどちらで断熱をするのか。
断熱設計には、いろいろ選択肢があり、
これが正解！という仕様はありません。
大切なのは、
どの地域に建物を建てて、
そこに住む人が、寒さに苦手なのか
というパーソナルな部分も考慮して設計することです。
さらにいえば、
コストとのバランスも大切です。
断熱性能は高ければ高いほどいいかもしれませんが、
必ずコストがかかります。
必要に応じて、コストパフォーマンスの高い
設計をすることが住宅建築では重要だと思います。
Kibacoでは、お客様の要望に合わせて柔軟に対応しています。
インターネットには、
断熱や通気、換気などいろいろな情報が出ておりますが、
書いている方の家が建っている場所も年齢も、家族構成も違います。
情報にとらわれることなく、
住む方に合った断熱設計をするのがよいと考えています。
耐震、断熱もデザインと捉え、
こだわりを持って取り組んでおりますので、
お気軽にご相談ください。
