吹き抜けのよさ

吹き抜けがある空間は、いいです。
Kibacoでは、吹き抜けがある家をよくデザインします。

なんといっても解放感があって、
リビングの奥の方まで明るい。
天井が高い空間は、広く感じます。

SNSなどで吹き抜けを見て、
どうしても欲しいという気持ちになる方もいらっしゃると思います。
吹き抜けには、魅力がたくさんあるのですが、
気をつけたい点がいくつかあります。

まずは、断熱性能です。
しっかりと断熱性能を持った空間にすることが重要です。
「吹き抜けは寒い!」から、止めた方がいいという意見もありますが、
それは断熱性能によります。
きちんと断熱をして、性能を上げておけば、それほど寒い空間になることはありません。

デザイン面で言えば、
中途半端な吹き抜け空間は、お勧めしません。
思いきった大きさの吹き抜けの空間が作れるように
デザインする必要があります。
よく2~3畳分くらいの吹き抜けの家を見かけますが、
すごく中途半端ですね。
デザインには意味がなくてはいけません。
ただ、吹き抜けを作りたいからという理由で、中途半端な大きさの吹き抜けを作ると、
解放感もなければ、明るさも取れないので、ほとんどメリットがなくなってしまいます。

そして、実は重要な点が「高さ」です。
大きな吹き抜けがある場合は、その他の空間の天井高さを抑えることで、
吹き抜けの解放感がより一層際立ちます。
メリハリが大切です。
最近は、天井の高さを売りにしている会社が少なくないですが、
大切なのは、メリハリです。
高さは、外観のデザインにも大きく影響するので、とても重要です。
天井高さについては、とても奥が深いので、また別の機会にじっくり書きたいと思います。

吹き抜けは、メリット、デメリットそれぞれたくさんあります。
吹き抜けにしてよかった!失敗した!
いろんな意見があると思います。
これまでのブログで何度も書きましたが、大切なのは、そこに住む自分たちがどうしたいか?です。
どんなことにも、メリット、デメリットはあります。
自分にとってメリットが勝てば採用すればよいと思います。
周囲の人の意見も大切ですが、自分の心の声が一番信用できます。

私個人としては、吹き抜けは「おすすめ!」です。
吹き抜けのあるデザインは得意ですので、ぜひご相談ください。

2019.10.26