[Lounge] 仕上がりを意識して下地を作る。



木工事を進めています。下地の段階でいかにすっきりした印象にできるかが、仕上がりを決定します。クロスが張られた後の雰囲気をイメージして、微調整をしていきます。Kibacoでは、特殊な素材や特別な寸法の建材をなるべく使わず、それでもすっきりした印象に仕上がるように、細かなところまで考えながら家づくりをしています。SNSで見かけるハイセンスな住まいは、とても素敵ですが、素材自体がかなり高価だったり、ワンオフで作成した部材を使ったり、価格が上がってしまうようなデザインも多く見かけます。高くてカッコいい家は、簡単に作れます。お金をかければできることや、選べる材料もたくさんあるからです。なるべく一般流通品を駆使して、かっこいいデザインにするのは、とても難しい作業です。例えるなら、冷蔵庫にある食材で最高の料理を作るようなものです。高価なキャビアやフォアグラ、珍しい調味料を使うことなく、家庭にある食材と調味料でお店で出てくるような最高の料理を作るような感じです。そのために、考えて、考えて、作っていく地道で大変な作業が必要です。ですが、それが楽しいと思っています。

「こんな素敵な家が、この価格でできるの!?」

これがKibacoにとって最高の誉め言葉です。
ローコスト住宅のように、単純に安い訳ではありませんが、コスパのよい、かっこいい家をご提案できるように、日々取り組んでいます。

2024.10.12