木工事も大詰めです。現場で細部の打合せをして、進めています。一般的な建物に比べ、手数が多くなるKibacoの建物ですが、大工さんはいつも丁寧に仕上げてくれます。細部にこだわれるおかげで、気持ちのよい空間が作れています。感謝しかありません。
お打合せでKibacoの家作りについて、いろいろ質問をいただくのですが、その中でも特に多いのが、耐震性と断熱性についてです。Kibacoでは、丈夫で安心な構造や快適で気持ちのよい断熱空間を作ることもデザインと考えています。つまり、デザインにこだわるということは、性能にこだわるということです。そして、最も重要なのは、施工です。いくら立派な資料で、断熱性や耐震性をアピールしても、現場の施工で、よくも悪くもなります。Kibacoで一番こだわるのは現場の施工です。机上の理論で高い性能を設計しても、意味がありません。しっかりと施工してこその性能です。さらに、性能値には表現されない通気や雨仕舞、間取りや使いやすさにもこだわります。キッチンとカップボードの距離や、開口部のサイズ、窓の間隔など。住む方の特性に合わせて細部にこだわっています。一見同じように見える配置でも、建物ごとに㎝単位で変えています。
なんでもかんでも、ホームページで紹介するのは野暮は気がして、今までは掲載していなかったのですが、表現しないと伝わらないということで、Kibacoの性能のこだわりを紹介するページを作成中です。誤解が生まれないように正確に伝えたいと考えていますので、作成には少し時間はかかりそうですが、近いうちにアップしたいと思います。