[ONE-STORY] 面積よりも実際に広く感じる空間を。

石膏ボードが張られ、各部屋の間取りが出来上がりました。実は、壁がない状態で見るよりも、壁ができてからの方が空間の方が広く感じます。壁ができて空間が仕切られると、それぞれの広さを認識しやすくなるためです。よく話題に出る”基礎マジック”というのは、出来上がった基礎を見たときに「こんなに小さいの?」と思う現象ですが、これも平面的に見ていると空間を認識できないためです。壁ができあがった状態までくると、狭いと感じていた不安は解消されるでしょう。

さらに、窓の大きさと配置、天井の高さによって、広さの感じ方が変わります。プランを検討する際に「リビングは20畳くらいほしいなぁ」とか「寝室は8畳あるといいな」とかよくご要望をいただくのですが、重要なのは畳数ではなく、実際に感じる広さや開放感です。20畳の閉鎖的なリビングより、18畳で吹き抜けがあり、窓の大きなリビングの方が広く感じます。同じ畳数でも、長方形のリビングよりL型の方が広く感じます。それぞれに理由はありますが、長くなるのでここではやめておきます。

広い空間が欲しいという理由で、単純に大きな家を作るとそれだけ予算もかかります。大事なのは面積ではなく、実際に感じる広さです。Kibacoでは、面積を抑えているのに、開放的で広々と感じられる空間をデザインするようにしています。そうすることで、コストを抑えて開放的で明るい住まいになるからです。

コスパのよい、カッコいい住まいを目指しましょう!

2022.08.21