CONCEPT
Kibaco PREMIUM は、
Kibacoが提案するプレミアムなライン。
光や風、素材のぬくもりを感じられる
日々の心地よさを大切にし、
住む人が落ち着き、
安心できる空間へと整えていきます。
「特別な空間で、上質な暮らしを。」
私たちが考える“上質”とは、
特別な何かを足すことではなく、
窓から差し込む光や季節を運ぶ風、
木や石の手触りや香りなど、
日常の小さな心地よさを積み重ねていくことです。
その一つひとつをていねいに設計へと落とし込み、
飾らず、自然体でありながら
深く満ちていく住まいをつくること。
そこに暮らす人の感性や時間が、
ゆっくりと育まれていくような空間を描きます。
そんな暮らしのかたちを実現するのが、
Kibaco PREMIUMです。
1心地よい温熱環境
Kibaco PREMIUMがめざすのは、美しさだけでなく、日々の体感が静かに整っていく住まいです。
そのためには、温度や湿度、空気の流れといった「目に見えない心地よさ」を、建築的にきちんと設計し、実現していくことが欠かせません。私たちは、断熱・気密・通風をひとつの空間デザインとしてとらえ、性能と快適性を両立した室内環境づくりに取り組んでいます。
断熱材には、気密性と断熱性に優れた「現場発泡ウレタン」を標準採用。さらに、全棟で外壁に耐力面材を施工し、構造の強さと気密性を両立しています。これにより、隙間をなくし、室内の空気環境を外的要因に左右されにくい状態に整えています。
全棟で気密測定(C値)を実施し、平均0.5㎠/㎡という高い性能を確保。この数値は、暮らしの中での温熱ムラを抑え、空調効率を高めるだけでなく、音環境や静けさといった感覚的な快適さにも寄与します。
また、断熱材の厚みだけでなく、部位ごとの熱貫流率をもとに建物全体の性能(UA値)をきちんと計算・設計。個別の性能値ではなく、家全体の“暮らし心地”としてとらえた検討を行っています。
「断熱性能もまた、暮らしの質をつくるひとつのデザイン」
Kibaco PREMIUMでは、そう考えて家づくりに取り組んでいます。
2安心の構造性能
大きな吹き抜けや連窓のリビング、光が差し込む開放的な空間。
その美しさを、安心して永く楽しんでいただくために、Kibaco PREMIUMでは、構造そのものにも丁寧に向き合っています。
全棟でベタ基礎を採用し、構造計算にもとづいた金物工法を標準とすることで、開放感と耐震性を両立した自由度の高い空間づくりを可能にしています。
また、設計の初期段階から、柱や壁の配置バランス(直下率)を意識しながら間取りを構築。目に見えない構造の整合性が、安心感の土台を支えています。梁の寸法も構造計算を通じて適正に設計し、過剰な補強や無駄なコストを避けながら、必要な強度をバランスよく備えた構造体をデザインしています。さらに、地震時の揺れを軽減するための制振装置を標準で備え、繰り返しの揺れに対する耐久性にも配慮しています。
Kibaco PREMIUMは、美しさの裏側にある“見えない強さ”を、静かに丁寧に整えています。
【 ベタ基礎 】
ベタ基礎は、建物の床下全体を鉄筋コンクリートで一体的に覆い、建物の荷重を“面”で受け止めて地盤に伝える構造方式です。
点で支える布基礎に比べ、荷重が分散しやすく、地震時の揺れにも強い安定性を発揮します。
基礎全体が地面を覆うことで、不同沈下の抑制や地面からの湿気・シロアリ対策にも有効とされ、耐久性や性能の面でも優れています。
住宅の構造計画においては、地盤調査の結果をふまえて設計が行われ、長期にわたる安心と安全を支える基盤となります。

【 金物工法 】
木造住宅における構造強度を高める技術のひとつが「金物工法」です。
従来の在来軸組工法では、木材同士を加工して組み合わせるため、接合部に強度的なロスが生じやすい傾向がありました。
金物工法では、専用の構造金物を用いて柱・梁・桁などを高精度に接合するため、木材本来の強度を最大限に活かすことが可能です。通し柱などの主要な構造体に対しても、欠損の少ない小さな加工で済むことから、耐力の低下を抑え、耐震性・耐久性の向上につながります。
さらに、構造計算に基づいて適切な金物を選定・配置することで、設計の自由度を保ちながら、強靭な構造を実現します。大空間や吹き抜け、開放感のあるプランに対応しつつ、安全性にも妥協しない――
それを可能にするのが、金物工法です。

【 制振装置 】
耐震構造が「強さ」で地震に耐える設計であるのに対し、制振構造は揺れそのものを抑えるというアプローチです。建物にかかる地震エネルギーを吸収・減衰する装置(制振ダンパー)を取り入れることで、柱や梁など構造体へのダメージを大幅に低減します。
繰り返しの揺れにさらされることで構造材に発生する塑性変形(元に戻らない変形)や疲労の蓄積は、建物の寿命を縮める要因となります。制振装置はそれらの負荷を軽減し、構造性能の劣化を抑えることで、長期的な安心を支える仕組みです。
Kibaco PREMIUMでは、木造住宅用に開発された高性能な制振ダンパー「MAMORY」を標準採用。高減衰ゴムの働きにより、初期微動から本震まで幅広い揺れに対応し、地震後も安心して暮らせる構造体の健全性を保ちます。

3素材の質感と耐久性
家の中で日々ふれるものほど、素材そのものの美しさや、時とともに変化していく魅力が問われます。
無垢材、モルタル、タイル、左官仕上げなど、Kibaco PREMIUMでは自然素材が持つ質感と経年変化を楽しめる仕上げを大切にしています。
一見シンプルでありながら、光のあたり方や手ざわり、時を重ねた表情までを設計に取り入れ、空間そのものが豊かに育っていく住まいを目指します。
素材の特性を知り尽くしたKibacoが、お客様一人ひとりの暮らし方や好みに応じて、最適な素材と組み合わせをご提案。
豊富な知識と経験をもとに、“この住まいだからこそ似合う” 素材選びと仕上げを、丁寧にかたちにしていきます。
4五感にひらく、心地よい空間
光の射し方、外の景色との関係、音の響き方。
私たちは、空間がもたらす感覚のリズムを大切にしながら、建築を設計しています。
たとえば、窓の位置や天井の高さを少し変えるだけで、視線の抜けや光の入り方が変わり、空間の印象はまったく異なるものになります。開口部からつながる外の風景、音がどのように通り抜けるかまでを繊細に調整しながら、「感じる心地よさ」が広がる空間をかたちにしています。
単に部屋を配置するのではなく、空間同士のつながりや余白が生み出す豊かさを設計に落とし込み、感覚に働きかける、静かで奥行きのある住まいをつくります。
5信頼関係を築くアフター対応
家は、完成して終わりではなく、暮らしが始まってからが本当のスタートです。
Kibaco PREMIUMでは、お引き渡し後の暮らしも見据えたアフターサポートを行い、住まいの品質と安心を長く保ちます。
2年間のアフターサービス期間中には、定期点検を実施。専門スタッフによる点検と簡易補修で、万が一の不具合にも速やかに対応します。気になる点があれば、お気軽にご相談ください。
さらに、地盤保証(不同沈下などによる建物被害に対し、地盤調査に基づく保証)を付帯。
構造などの重要な部分については、住宅瑕疵担保責任保険にも加入しており、万が一の際には第三者機関による客観的な補償が受けられます。
見えない部分こそ丁寧に。
暮らしの安心を、住まいの設計と同じように、誠実に積み上げていきます。